おじいさんが大切に育てたかぶは、家よりも大きく育ちました。おじいさんは抜こうとしますが、びくともしません。
おじいさんはおばあさんを呼びました。おばあさんがおじいさんの腰を引っ張り、おじいさんがかぶを引っ張ります。
二人でも抜けません。おばあさんは孫娘を呼びました。孫娘はおばあさんを、おばあさんはおじいさんを、おじいさんはかぶを引っ張ります。
それでも抜けません。孫娘は犬を呼びました。犬が孫娘を、孫娘がおばあさんを、おばあさんがおじいさんを、おじいさんがかぶを引っ張ります。
それでもまだ抜けません。犬は猫を呼びました。猫が犬を、犬が孫娘を、孫娘がおばあさんを、おばあさんがおじいさんを、おじいさんがかぶを引っ張ります。
猫はネズミを呼びました。ネズミが猫を、猫が犬を……みんなで一緒に引っ張りました。「うんとこしょ、どっこいしょ!」――ついに、かぶは抜けました!